* きっかけ*

もともと海外に興味があり、いろんな国へ行き、世界中に友達がほしいと思っていました。将来のためにも地球語である英語は必要だとは思っていたのですが、なかなか自分だけでは勉強する事ができませんでした。今年の春休みこそ英語を勉強するぞ!と思い、大学で開かれた留学説明会に参加したところ、このプログラムの存在を知りました。「南の島でマンツーマン英会話」というフレーズと、あまりの安価に少々疑心はありましたが、以前からフィリピンの文化や伝統にも興味があったので、すぐに参加を決心しました。

* セブの印象と治安*

「セブは歴史的な町並みと海がきれい」というイメージが強かったので、学校の周りのように車の交通量が多く、空気が汚れている、という現実にショックを受けました。しかしこれはセブのほんの一部で、セブシティを一歩出るとイメージ通りの風景でした。
治安についてはやはり不安でした。夜の、特に女性の1人歩きは危険ですが、昼間は日本ではないという自覚を持ち、貴重品など気をつけていればスリに遭うこともないと思います。時々タクシーに乗ると、ぼられる事もありましたが、ほとんどのタクシー運転手は良心的です。

*授業*

クラスは先生1人に対し、生徒1人(マンツーマン)、4人、8人の3つに分かれています。授業の中心はSPEAKING。フィリピン人の先生の英語は訛りもなく聞き取りやすくて、授業は昨日何をしたかという雑談から始まり、ディスカッション、発音練習、時には歌を歌ったり、ゲームをしたりと100分間があっという間でした。韓国人学生とのディスカッションはお互いの文化の違いを知り、相互理解するよい機会になりました。政治や文化の話題になるとよく"How about Japan?"と質問される事が多々ありました。時々韓国人のほうがその点について詳しいこともあり、もっと日本の政治などに関心を持つと同時に、日本を英語で説明できるようになりたいと思いました。
授業では常に"What you're opinion?"と意見を求められます。初めは自分の単語力や表現力の乏しさに発言できず、黙り込んでしまいました。どうしたら、どう言えば皆に私のいいたい事が伝わるのだろう?と考えすぎていたのです。しかしぴったりと当てはまる単語が浮かばなくても、伝えたいという気持ちがあれば何とか伝わるのだと、授業を重ねるごとに分かってきました。間違いを恐れてはいけません。先生やクラスメイトは私の幼稚な英語でも聞く姿勢を崩さずに最後まで聞いてくれます。私もその姿勢に答えなくてはいけないという思いが、私に積極性を与えてくれたのではないかと思います。言いたい事が伝わったときの喜びは言うまでもありません。

* 授業後、休日*

授業後は巨大ショッピングモールでショッピング、留学生や地元の子供たちとバスケやバレーボールをしました。週末はアイランドホッピングに参加したり、先生にフィリピンの遺跡を案内してもらったり、ダイビングにも挑戦しました。映画は日本よりも早く、安く見ることが出来ます。マッサージも日々の疲れがとれてお勧めです。移動手段はタクシーよりも「ジプニー」という小さなバスを利用する事をお勧めします。庶民の生活に触れることも出来ますし、ぼられる心配もありません。
最も印象深かった島が、セブから1時間半ほどのボホール島。港から車で40〜50分ほどの「PANGLAO DUMALAN BEACH RESORT」は水色の海と白い砂浜が続く、まるで絵葉書のようなビーチでした。ボホール島最大の魅力は世界最小のサル「ターシャ」に出会える、「チョコレートヒル」という小さい山が約千個360度広がる幻想的な風景を望めることです。
ビーチ付近を散歩していると、たくさんの動物(牛、馬、鶏、ヤギ、豚などの家畜)に出会う事ができます。島の人々は寝ていたり、お酒を飲んでいたり、とにかくのんびりとしていて、心が安らぎました。
 
セブ島での1ヶ月間は、私を大きく変えました。英語恐怖症の私がここまで英語を好きになれ、もっと勉強したいという気持ちになれたのも、CPILSの先生方、留学生のみんなのおかげです。感謝しています。英語を学びたいという共通意識を持った韓国人、日本人留学生は私の勉強意欲を沸かす起爆剤であり、心の支えでもありました。英語力以外の多くをも得る事が出来たセブでの1ヶ月。毎日が充実していて大変短く感じました。矢も楯も堪らずまたセブへ、この学校へ行ってしまうかもしれません。次回はロングステイで☆

中川 綾子 (拓殖大学 2年生)